君麻呂、うわばみの館へ帰還。
「遅かったわね… 心配したわよ」
「大蛇丸様！ごめんなさい。
カブト先生に偶然会って、そのあと…」
「大丈夫、全部カブトから聞いてるわ」
「あ…そうですか…」
「大蛇丸様の誕生日パーティで、
カブト先生が手品をしてくれる
って言ってました。かなり腕に
自信があるみたいでしたよ」
「ふぅん…」
「僕、もう今から楽しみすぎて
眠れませんよ！どうしよう！アハッ」
「ちょっと君麻呂…大丈夫？」
「大蛇丸様、キスしてください」
「（カブト…！この子に何したの…！？）」
「しないわよ、キスなんて」
「えっ…」
「お前、カブトに洗脳されてきたわね」
「洗脳？なんのことです？」
「記憶も少し書き換えられたのかしら…。
もっとしっかりしなきゃダメよ、君麻呂」
「はい…。あの、僕、ついカッとなって
カブト先生に攻撃を仕掛けてしまったんです。
そこまでは覚えてるんです」
「こう、柳の舞で…」
「詰めが甘いのよ。
殺るときは一気に仕留めなさいって
いつも言ってるじゃないの」
「はい、大蛇丸様っ！」
「明日久々に修業みてあげるわ…」
「ほんとですか！？ありがとうございますっ！」
「（このテンションを
相手にしてるとさすがに疲れるわね…）」