陵辱










その男は決して直に触れて来なかった。
陰茎を受け入れるために馴らす行為も、苦痛を和らげるために自らを慰める行為も、すべて自分でやるように言われた。

男はただ少年の腰を掴んで挿入し、精を吐き出すまで動き続けるだけだった。


廃屋の手摺を掴む手に汗がにじむ。
脚を広げて腰を折り、あられのない姿勢をとらされる。
いつもなら何の断りもなく侵入してくるはずの熱の気配が、今日は全く感じられない。
恐る恐る振り返って背後の様子をうかがうと、男が地べたに腰を下ろして少年の方を見ていた。


「やっぱりやめた。お前、舐めて」

屹立したそれ口に含むと同時にグッと頭を押し付けられる。
喉の奥に突き立ったかと思えば、そのまま更に奥へなだれ込んで行く。

「喉、動かして。…歯立てたら後でオシオキね」

息苦しさと、それに勝る強烈な吐気がこみあげ、少年の思考を奪っていく。
鼻先と唇に陰毛が当たる。唾液が顎を伝って床に垂れ落ちた。

股間に口を寄せ、苦しそうな声を洩らす少年を見下ろす。
押さえていた手の力を緩めると、咳き込みながら吐き出した。

「ほら、オレまだイッてないんだから。自分で挿れて動いて」

あぐらをかき、腕を後ろについて男が言った。
唾液で妖しく光るそれは
姿勢のまま


「服にかけたら輪姦ね」
「ガキのくせに」















INFO:2005/08/10(18:12)カカサス 書きかけです。
| | menu